令和7年度一般会計予算(115兆円)が成立
2025年04月01日
令和7年度国民の皆さんの毎日の生活を左右する「令和7年度一般会計予算」が31日、令和6年度の最後の日に成立しました。少数与党で1月24日にスタートした衆議院の国会予算審議は、野党がすべて反対すれば成立しません。果たして年度内に成立するかも分からず、それより予算が本当に成立までたどり着けるのか、予算の再提出になるのではないかなど、いろいろな不安を抱えての審議でしたが、野党の協力も得て、一方で石破総理の懸命の努力もあり、成立にこぎつけられました。
【最大の使命を達成】
国会対策委員長の私としては、予算の年度内成立がまずは最大のミッションでしたので、少しはホッとしたところです。しかしこの後、第2ラウンドです。政府から提出された数々の法律案、そして議員立法、一方で「政治とカネ」の問題を野党は様々な場面でメディアを通して強調しようとします。厳しい国会運営はこの後も続きます。気を引き締めてかからなくてはならないことを改めて感じます。
【各政党と合掌連合】
予算の審議は1月24日国会の開会後、31日の衆議院予算委員会基本的質疑から始まりました。私たち与党が提出した政府原案の予算は115兆5,415億円でした。しかし、少数与党の衆議院では自民・公明以外の野党の賛成を得なければ可決しません。そのため日本維新の会と協議を掲げ、令和8年から高校の授業料を無償化することとし、令和7年度は家庭の収入要件を撤廃し全世帯に11万8800円を補助することにしました。
一方国民民主党といわゆる103万円の壁については国民民主党が178万円まで非課税にすることを譲らず、最終的には公明党が160万円までの非課税案を出し維新の賛成を得て可決しました。維新と協議した高校無償化を前提としての全世帯への11万8800円の補助で、政府原案に1064億円がプラスされ、一方所得税非課税額を160万円まで引き上げたことで税収が6210億円少なくなることになり、差し引き115兆1,978の修正で3月4日に衆議院で可決、参議院に送りました。
【再修正のうえ可決】
参議院では通常なら衆議院で可決した予算案を審議のうえで衆議院可決通りに可決して予算が成立するところでしたが、石破総理は高額療養費に苦しむ患者の方々の気持ちに配慮され自己負担上限額の引き上げを全面凍結されました。患者団体の方々と面会しての総理の思いが現れたのだと思います。その修正額が160億円となりました。その修正部分の予算が再び衆議院に回付され31日午後6時に修正部分は全会一致で可決され、令和7年度一般会計予算の成立となった次第です。
【少数与党のもと難産の末】
このため当初115兆5,415で提案された政府予算案は、衆議院で115兆1,978億円に修正され、更に参議院で内訳が再修正され衆議院で成立となりました。少数与党であるからこそこのような修正が重ねられました。そのことが国民の皆さんの思いを反映したものであるか、財源や今後の政策に影響を与えることがないかどうかは、時がたって判断される事と思います。
【速やかな予算執行で経済の成長を】
兎にも角にも、予算は年度内に成立しました。国民の皆さんに予算面で生活に不自由な思いをさせないようには出来ました。これからは速やかに今年度の予算が執行され、各自治体に配分され経済を成長軌道に乗せて行くようにしなければなりません。執行力が問われます。
同時に今後国会は6月22日まで続きます。今国会は59本の法案が提出される見込みです。条約もあります。これらの法案は全て日本の将来の姿と暮らしに関わります。残された国会開会期間、法律の成立に全力を尽くします。
【写真は31日午後6時ころ、参議院から回付された再修正案を可決した衆議院本会議】