少数与党の中、いよいよ臨時国会開会

2024年11月28日

 28日から臨時国会が始まりました。先の衆議院議員選挙で自民党は大きく議席数を減らし、少数与党となっての初めて本格的な論戦を行う国会となります。

朝の国対正副委員長会議で訓示
 開会は午後1時からですが、それに先立ち午前9時10分から、国会対策委員会室で国会対策正副委員長打合会を行いました。私をはじめ国会対策委員長代理、筆頭副委員長などの総勢14名です。加えて衆議院幹事長室の代表、参議院側からは国対の代行と代理、そして政府側から官房副長官が出席し、国会対策室の事務方が顔を揃えます。

 少数与党で臨む初めての本格的国会審議を控えて、私から「厳しい国会運営になると思う。緊張感を持って当たっていただきたい。特に各委員会では遅刻や無断欠席などないようにお願いしたい。一つの躓きが国会全体の運営に大きな影響を与えることになる。繰り返しになるが細心の注意を払って欲しい」と皆さんに注意を呼びかけました。 その後は、当選1・2期生が加わり「国会対策委員会」です。ここでも同様の発言をして、若い方々への国会ルールに沿った言動を求めました。

本会議前の自民党代議士会でも心構えを述べさせてもらう】
 そして12時45分から全ての代議士が集まっての本会議前の代議士会です。その場でも冒頭に発言を求めて、緊張感を持って臨むこと、不穏当な言動を慎み委員会への遅刻欠席をしない事、などの注意喚起を厳しい言葉を用いながら行いました。
 そして、今回の委員会の構成は自民党の議席数が大幅に減って委員の配置に大変苦労したこと。このため一人が複数の委員会に所属していること、当選回数が多い先輩議員にも例外なく委員会に所属して頂いていることもあり、丁寧な国会運営のために協力を求めました。皆さん神妙な面持ちで聞いていただきました。議長を務められた代議士会の会長からも「私も少数与党を経験したことがあるが、今国対委員長が述べられたとおりであるので、ご協力いただきたい」という応援の言葉もいただきました。

与野党とも責任ある国会運営を
 24日間の臨時国会では、経済対策のための補正予算に政治改革法案、そして大臣所信とそれに対する質疑、更に予算に関連する法案などを審議する議案が盛り込まれて、非常に窮屈な日程の中での国会運営です。国民の審判を受けた最初の本格的な国会です。しっかりと国民の皆様の方を向いて充実した運営に当たります。野党の皆様にも、野党が一致すればすべての議案が否決される状態ですので、お互いに責任ある国会運営に努めましょうと呼び掛けているところです。
全力を尽くします。

自民党代議士会で臨時国会に臨むに当たっての心構えを述べる私】