自民党災害対策特別委員会開く

2023年07月06日


 自民党の「災害対策特別委員会」(武田良太委員長)は6日(木)午後1時半から自民党本部で開催されました。7月2,3日に降った豪雨による被害状況について関係省庁から報告があり、その後質疑応答に入りました。

 災害の状況は熊本を中心に九州、山口、四国の愛媛などの豪雨災害でした。熊本県では私の選挙区が最も被害が大きく、特に農業被害が目立ちました。

 私は同委員会の委員長代理ですので、皆さんの質問や要望が終わった後に発言を求めました。
➊益城町は7年前の熊本地震に続いての今回の被害だ。農地が500ha冠水した。冠水の原因については、大規模河川は国土強靭化で改良が進んだものの、中小河川の掘削や河道拡幅の改良が進まず水が逆流して氾濫したと考えられる。
➋田植えが済んだばかりだが、ガレキなどが田んぼに流れ込み農地の被害が大きいと思われる。徹底した支援をお願いしたい。
➌山都町では国道にかかる橋梁が崩落したが、完成後すでに50年経過した橋であった。点検を5年に一度行っているが50年以上経過した橋梁はもう少し期間を縮めて点検できないものか。
➍同じく山都町で山林の土砂崩壊が各所で起きたが、国有林を皆伐する時の作業道から崩れている。皆伐するという事に問題があるのではないか。
➎国土交通省が肝いりで建設した河川敷を活用した甲佐町の総合運動公園は3月に竣工式を行ったばかりである。今回の雨量では越水はしないという計算だったが、現実に公園に濁流が流れ込み人工芝や天然芝をはがし、野球場などの施設にも被害を与えた。なぜ越水したのか、上流の緑川ダムの放流に問題はなかったのか。
➏豚舎など畜舎に土砂が流れ込んだ時の支援策に対してはなかなかハードルが高いので、もう少し被災者に寄り添うべきではないか。
など地元からの訴えを代弁しました。
今後の対応】
 この日、各省庁は即答は控えましたが「地元にしっかりと実情を聴き対応していきたい」という答えでしたので、今後の対応に期待です。
本来ならすぐにでも熊本に帰り、役場と国と一緒に現場視察と意見交換をしたいところですが、土日は在京です。被災者が撮影した写真を当該省庁に渡して、今後の対応をお願いしました。
写真は自民党本部で開かれた今回の豪雨に対する「災害対策特別委員会」】