「野菜振興議員連盟」が発足
2022年09月29日
29日(木)、自民党の有志で「野菜振興議員連盟」を発足しました。野菜は国民の食生活を支える重要な食料ですが、近年の冷凍野菜増加への対応が不十分だったり、若者の野菜離れも見られることから、野菜農家の経営を守り、国産の野菜生産を強化させようという狙いで発足させたもので、議員連盟の設立を提唱したのは私です。
もともとは燃油高騰などで、私の地元で施設園芸農家が厳しい経営状況に陥っているため、ハウス栽培の果樹や野菜を守ろうと考えたのですが、同僚議員と相談した結果、野菜農家も肥料などの高騰で同様の課題に直面していることから、広く野菜全体に広げ国産野菜の生産を振興し消費を喚起しようという事になりました。
この日の発会式は午後2時から自民党本部で行われ、約40人の議員が出席しました。人事では会長に野菜生産が活発な静岡県選出の塩谷立衆議院議員(前自民党総合農林政策調査会会長)を選出しました。私が幹事長、事務局長には愛知県選出の根本幸典衆議院議員に就いてもらう事になりました。
趣意書で「国産野菜の生産、流通、消費等の関連施策の充実・強化を図る」ことなどを謳いあげ全会一致で採択しました。全国農業協同組合中央会からも菅野副会長が出席され、挨拶を頂きました。
「野菜振興議員連盟」は平成21年までは活動をしていましたが、その後は活動を休止していました。今回は再発足の形ですが、以前と生産環境や消費者の目線も変化してきており新たな対策なども盛り込み活動していきたいと思います。
最後に私が挨拶し「国産野菜生産の強化に努めるため必要な予算の確保を図り、生産現場の意見をしっかり伺っていきたい。また来る補正予算の経済対策においても盛り込むべきものは盛り込んでいきたい」と皆さんと政府に協力を求めました。
野菜は国民の健康には欠かせない多くのビタミンを含んでいる基礎的な農産物です。農家の経営形態も大型企業経営から家族経営まで様々です。課題も多くありますが、農家と消費者を結び付け同時に農業の後継者を育成するためにも今後活発な活動をしていきたいと思います。
幹事長として新たな重要な仕事が加わります。