故安倍晋三氏の国葬に出席

2022年09月27日

 去る7月8日、銃撃によって命を落とされた安倍晋三元総理の国葬儀が今日27日(火)、日本武道館で執り行われます。私は岸田内閣が閣議で決定したことですので政権政党の一員として出席します。

 この日は地元菊陽町の町長選挙の告示日です。私の同町後援会長が立候補しますので本来なら出陣式にはせ参じたかったのですが、国葬となるとそうもいきません。加えて平成28年の熊本地震の時、私が衆議院の予算委員会で質問に立ち、早急に予算の手当てをお願いしたところ、直ちに予備費の中から自由に使える予算として7000億円を拠出していただきました。それが弾みとなり、立野の崩落現場や阿蘇大橋、俵山トンネルなどの復旧・復興が迅速に進みました。加えて益城町や西原村、南阿蘇村など被害が甚大であった町村の復旧も進み、ほぼ終了しています。これも当初の思い切った予算の執行のお陰です。その恩もあり葬儀には参列しなくてはならないと考え、出陣式は妻に代理で挨拶してもらう事にしました。

 本日、私たちは正午に国会の衆議院正面玄関に集合し、バスで会場の武道館に向かいます。5000人近い方々が参列されるので大変な混雑も予想されますが、国葬というものをしっかりと体験して来たいと思います。そして故安倍総理に心からの弔意を示したいと思います。

 以前に吉田茂氏の国葬が行われた時、私は高校生でした。授業は昼までで、半日を終え部活もなく、豊肥線に乗り帰ったのを覚えています。たまたま高校のОBで社会人の方が前の席に座っておられ、「今日は何でこんなに早いんだ」と聞かれ、「吉田茂さんの国葬のためです」と答え、「お前たちも半ドンなのか」といわれたのを覚えています。
 今思えば、国葬というのは以前にもある程度の戸惑いがあったのだという事を物語る体験でした。

 国葬を終えると今夜は、「近未来政治研究会」(森山派)の研修会です。都内で河野克俊第5代統合幕僚長の講演を聴きます。
 ロシアのウクライナ侵略とウクライナの反撃、更にロシアによるウクライナ国内のいくつかの州での住民投票、ロシア軍の国民を対象にした兵力増員のための「特別軍事作戦」など緊迫したウクライナ戦争と今後の国際情勢の中、どのような話が聞けるか楽しみです。

 戦争を起こさせない努力、そして抑止力、国家の平和の維持と国民の生命・財産の保護は私たち国会議員の最大の使命です。

 改めて今日「令和4年9月27日」を意味ある一日にします。