自民党の孤独・孤立対策特命委員長に
2021年12月07日
6日(月)自民党本部で孤独・孤立対策特命委員会が開催されました。同会は今年2月に孤独・孤立対策担当大臣が新たに設うけられ、私が大臣を拝命したのに合わせて自民党内に設置されたものです。
すでに今年前半に数回開かれていますが、総選挙後初めての開催です。これまでの委員長は松野博一先生でしたが、官房長官として政府に入られましたので、委員長に私が指名を受け就任しました。
何人の出席者がいるのだろうかと思いましたが、15人ほどの参加者があり、孤独・孤立問題への関心の高さを改めて感じました。
選挙後初めての会合ですので、政府の「孤独・孤立対策担当室」からこれまでの取り組みが紹介されました。➀孤独孤立対策のために、各府省が一体となって副大臣会議を設けるなど政府一丸で取り組んできた➁NPOへの予算60億円などの緊急支援措置を展開してきた➂NPOとの連携をとるためにこれまでテーマごとに10回のフォーラムを開催してきた➃情報発信の充実のためにホームページを作成した➄孤独・孤立の実態把握のための全国調査を12月より実施する➅今年中に孤独・孤立対策の重点計画をまとめる、などが報告されました。
いずれも私が大臣時代に実施してきたことです。これに対して「孤独・孤立に対しての定義はなぜ設けないのか」「重点計画は実態把握の後作成すべきではないか」「ヤングケアラーについて実態を聞かせて欲しい」「自殺者数の増減など実態をもっと見える化して欲しい」などの意見が出されました。
これに対して政府側からそれぞれに回答がありました。
私は自民党の役員会出席のため途中で退席しましたが、あとで事務局長に電話で確認したところ、その後も活発な意見が出たそうです。
コロナの感染がひと段落しているときに、新たなオミクロン株の出現など、孤独・孤立を助長するような厳しい社会情勢が続く中で、孤独・孤立対策はさらにその重要度を高めています。
孤独・孤立対策担当の初代大臣として責任があります。今後も全力で難しい課題に取り組んでいきます。