沖縄県知事と2度目のオンライン会談

2021年08月31日

31日(火)午後3時半から15分間、沖縄県の玉城デニー知事とon-lineで会談しました。知事の要望は「新型コロナウイルスの感染状況に応じた財源措置」でした。沖縄県は8月25日には新規感染者数が809人に達し過去最多となりました。10万人当たりの新規感染者数も304.76人と全国ワーストの状況です。諸外国だとロックダウン相当のレベルだそうです。医療機関の病床もひっ迫しており、自宅療養の患者も多く、対応に追われているという事でした。

 一方で経済状態も深刻で観光客数の激減により、飲食業、小売業、宿泊業、交通運輸業など各業種が、かつて経験したことがない深刻な状態に陥っているという事を、画面の向こうから切々と訴えられました。

 私の方も、直ちに何とか交付金などを配分したい気持ちはやまやまですが、そこには国の財源の問題があります。加えてつい先日、地方創生臨時交付金の事業者支援分として各都道府県に2000億円交付したばかりです。うち沖縄県には約32億円の交付が決まっています。

 私としては「知事の現状に対する心配は本当によく理解出来ます。その不安感を共有するものです。しかし、先般2000億円を各都道府県に交付したばかりですので、その使途を見ながら、次のタイミングについて考えて行きます。自治体が窮状に陥るようなことは決してしない。今後も地方のために全力を尽くします」というのが精一杯でした。

 玉城知事との会談は今回が2回目です。以前知事が国会議員の時は委員会で知事の質問などをよく聞いていましたので、前回のon-line会談の時は国会での委員会時の話をお互いにする余裕がありましたが、今回は前回の時より新型ロナの感染状況が更に深刻になっています。それだけに知事の必死の気持ちがon-lineでも伝わって来て、以前の思い出を語ることなどなく、お互いに真剣勝負でした。

 この後、更にコロナ感染拡大が続いた場合には自治体の不安は日一日と増していきます。何とかして地方の財源に対する不安が一定程度収まって行くように、今後も頑張るつもりです。

 しばらくの猶予を下さい。