阿蘇大橋の開通式
2021年03月07日
6日の夕方、阿蘇大橋の開通式出席のため熊本に帰りました。SPさんに「何日ぶりの熊本でしょうか」と聞いたら昨年の「12月26日に帰って以来です」という事でした。約70日ぶりの自宅でした。
開通式は7日午前11時半から行われました。熊本県知事をはじめ地元の市町村長、議員の代表の方が出席されました。コロナ禍という事で出席者はギリギリまで絞ってありました。しかし、国会議員は国土交通大臣を筆頭に地元議員ら代理出席も含めて14人が出席しました。
5年前の熊本地震で道路や鉄道、山腹崩壊が発生し、阿蘇は孤立状態になりましたが、不通になった俵山トンネル、国道57号、JR豊肥線、村道の長陽大橋など次々に竣工し、57号の代替トンネルも開通しています。国が直轄で工事を受け持った工事では今回の阿蘇大橋が最後の竣工でした。それだけに熊本地震からの復旧が一段落した、という意味合いも込めて国会議員や国関係者の出席が多かったのだと思います。
事実、国直轄事業は、国が威信をかけて最高の技術を駆使して、難しい工事を1、2年以上早く終了させました。我が国の土木事業の技術の高さに驚かされました。後は、南阿蘇地域を走る第3セクターの「南阿蘇鉄道」が開通すればすべての阿蘇へのアクセスは終了することになります。南阿蘇鉄道の開通までにはあと2年かかります。
式では赤羽国土交通大臣、蒲島熊本県知事に次いで私が来賓として挨拶しましたが来賓というより地元議員としてのお礼の挨拶をしました。
そのあと2時40分の飛行機で上京しましたが、阿蘇大橋の一般車両の通行が可能となった午後3時には、数珠つなぎの車の列だったそうです。
これで阿蘇も少しは賑わいを取り戻すことと思いますが、コロナという壁が立ちはだかっています。
全てにわたって「一歩一歩の努力」以外にはありません。