関心が高い「孤独・孤立」問題

2021年02月15日

 孤独・孤立の問題にどう対処していくか、を担当することになったことから、今日(15日)、与党で同問題に取り組んでいる議員さんたちへの就任挨拶を兼ねて訪問しました。自民党の下村博文政調会長や参議院の世耕弘成幹事長らです。下村政調会長は自民党の中に改めて受け皿となる組織を立ち上げて、党としての提言をしていく旨を述べられました。

 また世耕参議院幹事長は、参議院として既にこの問題には2年前から取り組んでおり、これまで20人ほどの専門家や活動家のヒアリングをして来た事、そして既に提言書も作成していることを報告され、手渡されました。そのほか自民党では若手議員による勉強会も立ち上がっており、各世代にまたがる孤独・孤立問題を取り扱い、近く提言をまとめるという事も聞きました。

 夕方には国民民主党の玉木代表らが大臣室を訪ねられ、孤独・孤立に関しては、党として既に孤独対策を公約としていることなどを述べられ、これまでに勉強してきたことの一部を披歴されました。

 孤独・孤立問題については各政党それぞれに、様々なスタイルで勉強会や研究会が立ち上がっており、すでに社会政策として取り上げなくてはならない時期に来ていたことが鮮明になりました。

 更に記者の方々からの問い合わせも多く、関心の高さを示しています。高齢者や若者、働く女性や学生など年齢を問わず孤独・孤立は深刻です。そして昨年からのコロナ禍による失業や自宅待機などで、いよいよこの問題が顕在化しました。もう待ったなしです。

 それだけに責任は重いと感じます。組織をつくっただけ、掛け声だけ、と言われないようにこれから対策室や陣容、そしてやるべき柱をしっかりと確立させて、実行に移し、一定の結果を出して行きます。加えて対策をまとめて実行に移していきたいと思います。

 今後、スピード感をもって進めます。ちょうど年度末に差し掛かりますので、年度内にまずは国民の皆様に分かり易い形で、仕事の内容を説明できるようにして、現代の社会問題というべき孤独・孤立を国民総意で取り組めるようにしていきたいと考えています。
 一定の成果が出せるように頑張ります。