地方創生、民の力とICTの活用がカギ
2020年11月20日
18日の午後5時半、東京大手町の全国銀行協会に出かけ、三毛会長をはじめとする幹部の方々に、地方創生の観点から銀行の人材を地方の活性化に活用していただく要望を行いました。
全銀協は全国のメガバンクから地方銀行までの銀行で構成された組織です。地方創生を進める私の立場から、最終的にはやはり人材の活用によって地方の中小企業や自治体などを元気にさせなくてはなりません。
様々な産業の中で最も人材を擁しているのはやはり銀行でもあります。世界の経済動向や今後の金融政策、地方企業の経営状況、デジタル化への対応などで知見が豊富な銀行マンは数多くいらっしゃいます。その知識や識見を地方の活性化のためにもっと提供していただこう、とのお願いです。
ちょうどコロナ禍の中で、テレワークやリモート会議などが当たり前のように活用されることが実証されました。銀行マンの方々に移住でもよし、兼業や副業でもよし、アドバイスや経営指導をしていただいて、もう少しで変革が出来るところまで来ている地方企業の生産性などを向上させるための働きをしていただきたい、それが我が国の国益にも繋がってくる、という考え方で出かけその旨を会長や幹部の方々に訴えました。
銀行側でもこれまでにかなり地方創生のための努力をしていただいていることが報告され、その実例も披露していただきました。しかし、一方で銀行が人材派遣を行う事や資本への出資などで強い規制がかけられていることも改めて分かりました。
そのために今後はいかに人材を地方のために活用しやすい環境を私たち政治の分野で作り出していかなくてはならないかも認識した次第です。
人口減少と高齢化、進む地方の過疎化の中でデジタル化が進みます。人材と新たなIT技術を駆使した「総力戦」で立ち向かわなくては地方創生は出来ないし国際競争にも乗り遅れる、そのような危機感をもっています。今後も民間企業団体への協力呼びかけを続けます。