国家戦略特区諮問会議開かれる
2020年10月23日
国家戦略特区諮問会議が22日開かれました。同会議には5人の民間有識者も参加されています。今回の諮問会議は、特区制度の新たな目標として「デジタルトランスフォーメーションの推進」やコロナ禍の中で「新たな生活様式を実現するための規制改革の推進」などを追加し、そして国家戦略特区法が改正され「スーパーシティ」制度が創設されたことなどによる基本方針の変更を諮問するものです。
有識者からいろいろな意見が出され、最終的には原案通りに了承されました。総理も出席され、今後速やかに方針に沿って実行していくことを述べられました。
有識者の意見では、スーパーシティについては出来るだけ早く住民の理解を得て着手すること、さらに規制緩和すべきことがあれば、しっかり説明して規制を撤廃すること、養父市の企業による農地の取得の特例については、5年間の実証をしたことで今後全国展開するべきであること、などの意見が出されました。
養父市については前日に私が現場に足を運び視察したばかりです。養父市での企業による農地取得は進んでいましたが、全国展開になると、農業関係者の意見も今後聞いていかなくてはなりません。昨日も書いたように来年8月で企業の農地取得の部分が切れる法案などの検討は私の仕事です。
有識者が言われる規制緩和の全国展開とそれに反対する農業関係者の間で難しい局面に立たされそうです。