消防団の出初始まる

2020年01月05日

 今朝は午前8時45分から阿蘇郡小国町消防団の出初式でした。毎年5日に行われているもので、小国をスタートに、6日が南小国町そしてその後続々と各市町村の出初式が行われます。
 過疎化に悩む山間地の市町村にとっては消防団はかけがえのない救援組織です。それだけに今後もしっかりと地域に根差してもらわなくてはなりません。
 しかし、かつて全国で200万人いた消防団員は昨年は80万人台となりました。サラリーマンの増加と人口減少、とりわけ地方の過疎化で消防団員の数は年々減っています。しかし消防団ほどボランティア精神にあふれ、使命感に燃える組織はありません。世界にそのような組織がありませんので日本ならではの組織です。それだけに国も主務官庁の総務省を中心に、いかにしたら消防団の数を減らさないで地域に貢献してもらえるかと、政策と予算を投入しています。
 4年前には議員立法で地域を支える中核組織消防団を守るための法律もつくられました。

 本日も分列行進から、永年勤続表彰、そして通常点検競技などが、午前中いっぱい展開されました。皆さん自分の職業を持ちながらの消防団活動です。地域で社会で、そして国でしっかりと守って存続できるようにしていかなくてはなりません。
 消防団の精神を学びます。