クロアチアとEU視察
2019年08月26日
19日から昨日まで、ヨーロッパのクロアチアと欧州共同体であるEUを、衆議院予算委員会の理事6人で視察してきました。
クロアチアはセルビアとの戦争やボスニア・ヘルツェゴビナでの戦争で旧ユーゴスラビアから1991年に独立を果たした若い国家です。このためまだまだ予算もインフラも建設途上でした。地方の都市では約30年前の戦争の傷跡があちこちに見受けられました。
首都ザグレブ市や観光都市ドブロクニク市の市長さんたちと意見交換をしましたが、日本の投資を強く期待しておられました。
EUは今イギリスの離脱問題で大きく揺れていました。EUの担当者からは「出るなら出て行って結構。困るのはイギリスだから」というような気持が読み取れました。
現在、EU加盟国はクロアチアが28番目に加入して28か国です。まだ希望している国が多数あります。このためこれからの運営にも自信を持っているようでした。しかも本部があるベルギーのブリュッセルはヨーロッパ中からビジネスマンや観光客が来ており大変な賑わいで、ここまで大きくなったEUが今後、イギリスが離脱したことによって、それが引き金となり離脱国が増えるということは考えられない雰囲気でした。
折しもフランスでG7首脳会議が始まった時でした。世界はEU、アメリカ、中国などのそれぞれの国が国益をかけて激しく動いており、今後どのような世界の共通ルールを作っていくかが問われています。日本も積極的にルールづくりに参加しなくてはならないことを痛感しました。【活動日誌に意見交換会などの写真を掲載しました】