福島高専の視察
2019年05月14日
昨日は上野駅を午前9時に出発して、福島県いわき市にある「福島工業高等専門学校」に行きました。福島高専は5学科本科5年専攻科2年を合わせて1073人の学生が在籍しています。
ほかの高専と違うのは、先の東日本大震災で東京電力の原発事故がありましたので、原子力施設廃止措置の研究委託事業や原子力規制人材育成事業、除去土壌などの減容技術実証事業など、原子力関係の事業が実践方式で授業として行われているということです。
原子力関係に就職する学生も出てきているということでした。
いわき市までは近いと思っていましたが、新幹線が通っていませんので約2時間半、往復5時間かかりました。このため、短時間の視察ではありましたが、高専の学生が必死になって勉強していることは実感できました。
人材の育成は国家にとって最も大切なこと。特に中学校を卒業して15歳で理系の道を選択した高専の学生には、今後、我が国のモノづくりや情報通信産業、原子力産業を支える中核を占める人材として活躍してほしいものです。