慢性腎臓病に対して普及啓発しよう
2019年05月08日
昨日の「令和の仕事始め」の一日は結構忙しいものでした。特に「患者とともに慢性腎臓病対策を推進する議員連盟」という議員連盟が発足し、出席して改めで慢性腎臓病の多さに驚きました。
腎疾患からくる「人工透析」についてはこれまでも団体があり、患者の負担軽減のために様々な政策がとられて来ました。透析患者は年々増え続け現在33万5000人ということですが、さらに驚いたのは、慢性腎臓病の方々が1350万人もおられるということです。なんと国民の8人に一人は慢性腎臓病の患者さんなのです。他人ごとではありません。自分もいつそうなるか身につまされます。
これらの予防のために様々な活動をしていこうということで、議員連盟が発足した次第です。小、中学生の検尿から始まって、糖尿病からの併発が多いということで成人病対策も一緒にしていく必要があります。
透析に進んだり、合併症を併発したりして死に至るケースも多く、腎不全は我が国の主要な死因の7番目に数えられています。
慢性腎臓病はCKD(chronic kidney disease)と呼ばれ、➀世界的に透析患者が増加している➁日本では1350万人がCKD患者である➂糖尿病、高血圧などの生活習慣病と加齢が背景因子となって発症するCKDが多く、今後も増加が危惧される➃CKDは、腎不全、脳卒中、心血管病、認知症リスクが高く、国民の健康寿命延伸を阻害する最大の疾患である、ということが報告されました。
高齢社会になりながらも、一億総活躍が叫ばれ、健康寿命が大切になる時代、国民的な予防対策が必要です。