家族経営の大切さ

2018年11月15日

 昨日は自民党の8階ホールで「家族型酪農危機突破!全国酪農民総決起集会」があり、全国の酪農家約500人が集まられました。家族経営の大切さを訴えられ、その後永田町をデモ行進されました。酪農に限らず、現在の農業は規模拡大が進み企業型経営になりつつあります。それはそれで生産効率を上げるためには必要なことですが、一方で家族経営の農業が無くなってしまえば、農村集落も存在しなくなりますし、農業が生み出した文化も消えてしまいます。特に酪農は機械化が進み、1台3000万円する搾乳ロボットなどが導入され、非常に投資が大きい農業分野の一つです。それだけに家族経営への危機感が強く、昨日の大会になりました。
 夕方からは熊本県商工会の会長さんたちとの懇談会でした。こちらも小規模事業者の方々ばかり。街を形成している商店の皆さんです。中小の事業者がいかに大切かをみんなで語り合いました。
 経済効率を求め、IT化が進み、メガショッピングセンターやメガ農場、メガバンクなどが次々に登場していますが、やはり中小の企業、農業、銀行などが存在することが技術力の底上げになるし、社会の健全さを示すことにもなるし、強い国づくりにもつながります。
 大きいことばかりでなく小さいことからスタートして、常に足元を見直していくことが求められています。