大阪地震から10日

2018年06月28日

 昨日は、大阪地震から10日目を迎え、3回目の自民党災害対策委員会と国土強靭化推進本部の合同会議を開きました。事務局長の私が司会進行を務めました。
 10日間経過しましたので、ほぼすべてが復旧しています。しかしまだ避難者の方は190人ほどいらっしゃいますし、モノレールも一部復旧していません。
 大阪選出の議員さんから主に意見を聴きましたが、「あれが足りない」「ここが危険」というような声はほとんど聴かれなくなりました。
 「地震後の状況を知らせる大型スクリーンを駅前に設けるべき」「ブロックの点検はどこまで進んでいるのか。自動販売機の転倒防止は出来ているのか」「水道管の破裂と管の耐震の相関関係はどうなのか」「プライバシーを重視するあまり、障碍者同士の連絡網がつくられていない」など、今後の対応を促す意見に変わって来ました。
 今回のような都市直下型と熊本地震のような中山間地や地域型地震は、被害の状況もその対応も違います。もちろん熊本地震は震度7が2回ですので、その規模からして今回の大阪地震とはかなり違いましたが、熊本の場合は山腹崩壊や集落崩壊、交通機関のインフラの被害がとてつもなく大きく、発災後の10日間はまだ手つかずの状態でした。大阪は復旧も早く、いろいろ言ってもすでに普段の生活に戻っています。
 今回の地震からも分かるように、日本列島、いつどこで地震が起きるか分かりません。海底の場合は津波が予想されるし、石油コンビナート付近なら大規模爆破、火災も予想されます。様々なケースを考えた多様な防災体制を取っておかなくてはならないことを改めて感じます。