国会の延長はあるのか

2018年06月08日

今週もアッという間の1週間でした。昨日は最後の法案の趣旨説明も終わり、来週の水曜日あたりに法案審議をして採決すれば、今国会の責務はまずは一段落します。あとは、委員会のメンバーや農林水産省からトラブルとなるようなことが起きないように祈るだけです。

私たちの委員会は国会会期内に法案審議を終えそうですが、他の委員会はそこまでは行きません。内閣委員会では、IR法案(カジノ解禁法案)が残っています。与野党対決法案ですので衆議院でいつ採決に持ち込み、参議院で果たして会期内に成立させることができるか、微妙なところです。

厚生労働委員会では、健康増進法改正案(受動喫煙防止法案)が残っています。東京都が6月の都議会で、国の法律よりさらに厳しい条例を検討していますので、その防波堤のためにも今国会で成立させていた方がよい、と判断されています。

ここにきて来年の参議院選挙で、埼玉県の定数を増やし、比例代表制も1,2位は候補者拘束性にするという法案が出てきました。つまり1,2位までは順番を固定して、3位からは個人名で票数が多かった人の順番で当選を決める、というものです。1,2位に入らなければ、どんなに票をとっても3位が最高となります。自民党にとっては選挙区で合区県である、鳥取・島根、高知・徳島地域の候補者を1,2位にして事実上の合区解消ができます。野党にとっては参議院の重鎮を1、2位にすれば当選間違いなしですので、他候補応援に全国を走り回れる、という利点があります。また埼玉県選挙区は野党が強いところですので、この法案に野党が反対する理由はありません.

国会会期内に与野党の話し合いがどうなっていくのか、衆議院とは違うハウスですので、見守るしかありません。

そうすると、うまくいけば会期内にすべてが終わるでしょうが、なかなかそういかないのが国会です。会期延長があるのか。延長があれば会期は1週間、10日か、2週間か、様々な憶測が飛び交っています。

今週も地元で政治への信頼感や現状に対する皆さんの考え方を聴いて回ります。今夜はまずは、上益城郡甲佐町のアユのやな場の「やな開き」がありますので、そこに参加します。