野党提出の法案を審議

2018年06月06日

今日は農林水産委員会で、野党が提出した「主要農作物種子法復活法案」を審議します。野党提出の法案を審議するというのは珍しいことですが、自民党としても「種子法」の廃止についていろいろ、根拠のない風説が飛び交っていますので論議することに異存はありません。

「主要農作物種子法」は昭和27年につくられました。当時は極度の食糧難で、コメと麦と大豆の品種を改良してより増産に努めようと、つくられたものです。しかしすでにコメは過剰になっていますので、今年の4月から法律自体を廃止しました。

ところがマスコミや野党などから「種子法を廃止すると外国に種子の原種を取られてしまう」「種子が民間に独占され10倍以上高くなる」などと言われ、その風説が全国に流れています。

しかし、種子の新しい品種を守るのは「種苗法」で定められています。また「ユポフ条約」という国際条約によりその国の知的所有権は守られることになっています。

コメの消費が年間8万トンも減少している中で、現在各都道府県で奨励品種を生産していますがそれをもっと民間の技術も活用して、新たな用途に応じた品種をつくるために種子法を廃止して、民間との連携を進めるもので、外国資本に脅かされる心配はありません。

そのことを今日、私が質問に立ち、提出した野党の皆さんに問い質します。種子法復活は、時代のねじを逆にまくことになる、という趣旨で質問する予定です。45分間。それでも時間が足りないかもしれません。