今週の森友国会どうなる
2018年03月12日
森友学園をめぐる国有地の用地取得問題は私が想像する以上の展開になってきました。
当初は森友学園理事長である籠池氏の特殊なキャラクターによる、吹き出物的な不幸な問題、と財務省に同情的だったんですが、どうもここまで来るとそうばかり考えていると間違うようです。
佐川国税庁長官の辞任、近畿財務局職員の自殺などがあり、財務省は文書の書き換えを認めるようですが、どこで収まりがつくか見通せません。徐々に、疑獄的事件の様相を呈しているような気もしてきました。
今日書き換え部分が明らかになればまた、それだけか、とかなぜ書き換えなくてはならなかったのか、という次の段階に入ってきます。小出しにしていけば、時間稼ぎと見られるし、すべてを白日の下にさらせば大パニックが起きる可能性もあり、政権側としては判断が難しいところです。
地元ではこの問題が話題になりましたが、「けしからん。安倍さんはやめなきゃ」などという声は聴こえてきませんでした。国民は「正直に話してくれ、そのうえで真相がどうだったかを知りたい」ということで、それがそのまま今の政治がけしからん、ということにはつながりません。我が国の政治は経済問題や朝鮮半島問題などで最も大事な時で、こんなことで倒れてほしくない、という思いが皆さんには強いと感じました。
であるならここは速やかに、実情を偽りなく報告して国民の不安や疑念をなくしてほしい。今の国会情勢から、政局にもなっていかないような気がします。
それより国会を一日も早く動かしてほしい。法案が通らないとそちらのほうが国民生活に与える影響は強いのです。