完全停止の国会

2018年03月07日

国会は昨日までは一時停止だったんですが、その後完全に停止しました。森友問題で朝日新聞が、「財務省の文書が書き換えられた疑いがある」と報道したのをきっかけに、国会の予算委員会で取り上げられ財務省は「検察庁に文書はあるので答弁のしようがない」と答えていましたが、問題が大きいだけに野党は、国政調査権に基づく資料の提出を要求して来ました。この要求は重たい要求ですので各党全会一致が条件です。このため今、ボールは自民、公明の与党に投げられています。与党がこれを拒否するとさらに混乱してきますが、果たしてそこまで与党がすべきかどうか。

農林水産委員会は本日、大臣への質疑を予定していましたが、これも棚上げです。今日一日待って、打開の道が開けるかどうかわかりません。時間は刻一刻と過ぎていきます。

政府もあまり木で鼻をくくったような答弁をしているとますます深みにはまって行きます。ここは文書があるなら誠実に対応すべきだと思いますが、今さら「ありました」とは言えないし難しい局面にさしかかりました。

国政調査権という伝家の宝刀を抜くか、与党としては、まずは本当のことがどうなのか、水面下でしっかり調べたうえで判断せざるを得ません。朝日新聞も社運をかけて報道している、とも聞きました。自民党としても慎重さと勇気ある決断が必要な時です。