分煙か、禁煙かー厚生労働省案を了承
2018年02月23日
昨日の自民党厚生労働部会は、「分煙社会を目指すのか」「煙のない禁煙社会にするのか」根本的に考え方の違う議員たちが、厚生労働省が今国会に提案する「健康増進法案」を審議しました。
双方のやや激しいやり取りがありました。私もタバコ議員連盟の事務局長として、分煙社会を主張しました。
結論から言えば、ここで真っ二つに分かれて法案が、前国会に続き、今国会も提出できないようだったら自民党は笑われる。双方に不満はあるだろうがここは一歩前に進ませよう、と厚生労働省案を部会長一任として事実上了承しました。
ここに至るまで私たちは幹部会を開き、厚生労働省案に対し修正を求めてきました。厚労省もギリギリのところで、修正に応じてくれました。
調理場や客席も含めて30平方メートル以上の飲食店は全て禁煙、となっていたところを、150平方メートル以上なくてはダメだ、と主張してきましたが、最後は調理場を除いて客席のみで100平方メートル、ということで落ち着きました。このようにそれぞれが譲り合って、ガラス細工のようにして今回の法案がまとまりました。
これから与党の党内手続きを経て、国会に提案されます。そして与野党の中で論戦が再び繰り広げられます。与野党ではなく、タバコに対してどう考えるか、それぞれ個人の考えが反映されますが、自民党としてはタバコの税収が2兆円にも及ぶ財政物資である以上、党議拘束をかけて国会に臨むことになります。