復興予算の攻防は続く
2017年12月21日
30年度の当初予算や29年度の補正予算案、税制関係がほぼ終了しましたが、熊本地震の復興予算の獲得攻防は今直、続いています。
壊滅的被害を受けた南阿蘇村や西原村、更に南阿蘇鉄道などの予算は順調に行っています。また国直轄代行により急ピッチで工事が進む「俵山トンネル」や「阿蘇大橋」「国道57号北側復旧ルート」「村道立野・栃の木線」なども予想以上の早さです。
後は町の大部分が崩壊状態の益城町、農地、宅地などの被害が大きい御船町など、今回新たに選挙区になった地域に、町の財政負担が出来るだけ少なくて済む様に対策をしていかなくてはなりません。昨日もその交渉を行ない、更に財務当局との話し合いを進めました。
益城町だけで復旧、復興事業予算規模は約1500億円です。到底一つの町ではやれません。本来ならこれも町の復興、丸ごと国に代行事業をしてもらいたいくらいの気持ちです。しかし、ここは町民の皆さんと知恵を絞り、結束して自治を守りながら、一つ一つを自らの力で、自分たちの町にしていくことが、自治体として、町民として大切なことです。
しかし、町では町長に対しての不信任案が出たり、区画整理事業が否決されたりと賛否両論あるようですが、ここは早く町の意思をひとつにして、町民、県、国一致協力して取り組む時です。町の意思決定を確認しながら、予算取りと対策に正月を挟んで取り組んでいきます。