気象のニュースは平穏な証拠

2017年12月19日

 記者をしていた頃、ネタがなくなると近く江津湖(えずこ)にカメラマンと一緒に行き、冷え込んだ朝、湖面から水煙が上がる様子や薄氷が張った所を撮ってもらい、「今年一番の冷え込み、湖面に薄氷」などと夕刊の記事を書いたものです。

 台風や豪雨など自然災害を除いて、「熱い、寒い」を書くのは社会が平穏な証拠です。冬は寒いに決まっています。氷点下などがニュースになること自体おかしい。

 テレビを朝つけると、寒さの話ばかりです。国会が閉会して政治ネタがない、リニアの談合を除いて大きな事件が今のところ起きていません。予算や税制も一段落したとあって今年の師走は平穏な日々が続いているようです。

 しかしこんなこ時ほど用心しなくては大きなニュースが飛び込んできます。今年最後まで緊張感を持っていきたい、と思います。今日も朝から夜の会合まで隙間がありません。少しゆっくりしたいところですが、気持ちを引き締めて活動します。