色々あった今国会
2017年06月16日
国会は今日最終日を迎えます。会期の延長は必至と思っていた人たちが多かっただけに、よく会期内で組織犯罪処罰法などの重要案件が処理できたなあ、と思います。しかし一方で、終盤のやや強引とも思える国会運営のなかで、森友、加計学園問題などは休会中の審議に入る訳ですが、何かモヤモヤ感は残ります。本来なら、景気対策と経済運営や財政対策、北朝鮮や中国、ロシアを含む安全保障問題、年金・医療・介護と子育てなどの国家的課題に集中したいものです。
国会対策担当の副幹事長と総務委員会の筆頭理事という役職はとにかく国会の動きに左右されます。毎日9時10分からの自民党国会対策委員会に出席して、幹事長室の動きを国会対策室に伝えるとともに、国対の動きを火曜日と金曜日に幹事長室に伝えなくてはなりません。国会の動きが不正常になりだすと、国会対策委員長や幹事長が協議に入ります。そこで国会の運び方を秘密裏に話し合うのですが、今国会は二階幹事長、竹下国対委員長ともに国会運営には長けておられましたので、うまく行ったと思います。ただしここに官邸の意向が入ってきますので、ここが難しいところです。
総務委員会の筆頭理事も神経を使います。野党の筆頭理事との協議がうまく行っても、他の野党が新たな視点で委員会の運営について意見を述べてきますので対応を一つ誤ると、委員会がストップして国会全体に迷惑をかけることになります。ポケットにはいつも委員会付託の法案を可決させるための今国会スケジュールを忍ばせて、睨めっこしていました。
それらの重圧からはこの夏は解放されることになります。しかし、今度は選挙区での活動が始まります。次の選挙は5町が加わり、旧植木町が選挙区でなくなり新たな選挙区になります。まず選挙区でなくなる地域に対して、今後の地域の課題などを聴いて新しい自民党候補者に引き継がなくてはなりません。また選挙区でなくなっても引き続き課題にはお手伝いすることが大切です。
一方新たな5つの町では改めて後援会づくりを進めなくてはなりません。未知との遭遇です。新たな課題に立ち向かうことになります。これらを考えていると解放感に浸っている暇はありません。
この夏の新たな戦いが始まります。