久々の大学授業
2017年05月18日
昨日は総務委員会で現在審議している自治法改正案に対して、専門家に来てもらい、意見を述べていただく参考人質疑でした。その参考人として私の大学時代のゼミの先生である今村都南雄(いまむらつなお)先生が出席されました。先生は行政学がご専門で私が師事した頃は助教授でした。現在は退官されて名誉教授になっておられます。今でも「都南」の名前から「トナカイ」というОB会を作って何年かに一度集まっています。大学の先生や企業の幹部、公務員など門下生は多士済々です。私は7年ほど前、大学を辞められたときの記念のОB会に出席して以来、お会いしていませんでした。
まずは久々の再開でしたのでご挨拶と女房も同じゼミでしたので様々な思い出話に花が咲きました。
しかしいざ参考人の意見陳述となるとやはり私のほうが緊張しました。必至になってノートをとりましたが、法案に対する鋭い指摘などはさすがでした。10分間の意見陳述でしたが、私にとっては久々に長い授業を受けているような気になりました。その後の議員からの質問でも、先生独特の切り返しと熱い訴え、そして非常にシニカルな表現は以前と変わっていませんでした。
参考人質疑が終わり「もう後期高齢者になった。拘束時間が長いぞ」と冗談まじりで言っておられましたが、恩師としての威厳があり、帰られるときエレベーターが閉まるまで頭を下げ見送らせていただきました。私たちにとっては何時までたっても尊敬する先生です。ご健勝でいていただきたいと思います。
今日は昨日の参考人の意見などをもとに、自治法改正案の審議を続行し採決を行います。