国の復興事務所開設、事業に加速を
2017年04月25日
熊本地震から一年が経過しましたが、昨日、南阿蘇の旧長陽庁舎に「熊本復興事務所」と「熊本地震復旧対策研究室」が設置されその開所式があり、出席しました。
南阿蘇の立野一体は、国道57号の崩壊、50万立米に及ぶ土砂崩壊、阿蘇大橋の落橋、更に長陽大橋のずれと一体の落石等、被害が集中しています。このため国が直接工事に当り、更に一体の耐震などを調査するために、34人の国土交通省職員と、つくば市にある国の研究所から3人の研究員を派遣して、復旧・復興を加速化しようというものです。私たちもこの復興事務所の開設を待ち望んでいました。
特に国道57号は土砂が除去されたものの開通の目処は立っていません。これらも急がなくては阿蘇の観光や産業にとって深刻な問題です。非常時は、やはり国の全ての技術力やマンパワーを駆使して早期の復興作業に入らなくてはなりません。その新たなスタートが昨日でした。
震災から一年もすると皆さんもう疲れ気味です。それでも踏ん張っておられるのは、復興時期がある程度明示されているので、それまでは頑張ろうという気持ちになっておられるからでもあります。あと3年が目安ですのでそれまでなんとしても、耐えて、その後、元の姿以上の生活を取り戻したいと思います。