スポーツの産業化推進議員連盟
2017年02月01日
昨日は「スポーツの産業化推進議員連盟」に出席しました。2020年東京大会とそれ以降も見据えて、スポーツを国際的視野にたって、競技力の向上だけでなく、産業化や人材育成、国際連携や地域活性化にまで発展させていこうという議員連盟です。更にスポーツビジネスなども論議して行きます。
かつてのアスリートを中心とした「アドバイサリーボード」のメンバーも参加されました。例えば私たちの学生時代全日本バレーの中心として活躍した嶋岡健治氏、水泳の萩原智子氏、箱根駅伝の連覇を果たした青山学院大の陸上部監督原晋氏、そのほかスポーツ評論家、学識者、国際連盟の役員などそうそうたるメンバーです。
アドバイサリーの一人ひとりの考え方を聞いた後、議員との意見交換に入りましたが、他の部会では発言されないアスリート出身の議員の方が堰を切ったように発言されました。バレーの朝日健太郎議員やスケートの堀井学議員らが「プロに挑戦する際、夢を持って挑めるようなメッセージを社会や政治が仕組みとして用意しておかなくてはならない」「引退後に自らのキャリアを考えながら指導などに専念できる環境整備が必要」「オリンピックで活躍した選手への加点などは不足しているのではないか」などの意見を次々に述べられました。さすが一流のアスリートとして活躍した人にしか分からない苦悩や将来に対する意見が語られ、改めて厳しい経験を積んでこられたアスリートの素晴らしさを実感しました。
スポーツの世界はこれから色々な形にしていく可能性を秘めています。プロのビジネスとして、産業として、また地域におけるプロチームの経営支援など、奥深いものがあります。一方でこれらの可能性を阻んでいる現在の既得権益もあり、改革も必要です。
やるべきことは数多いと感じました。