農業に対する考え方で思想が分かる
2016年12月08日
自民党税制調査会が一段落しました。今日が最終決着です。国会の方は参議院が主舞台になって、大詰めの審議が続いています。
そんな中昨夜は若手の議員に呼ばれて、農業に関しての意見交換会でした。いずれも30代の新進気鋭の議員です。定期的に農業についての勉強会を実施し、先輩議員を呼んで農政に対してのアドバイスを受けているということでした。私の場合は生乳流通の問題が一区切りしましたので、慰労の意味もあったのかもしれません。
話を進めていくと、考え方はほぼ同じです。農業はもちろん稼がなくてはならないし、所得が増えることが大切ですが、農村社会や生活のつながりなどを考えると、高所得だけで良しとするものではないことが分かってきます。そこに社会的政策や地域全体の振興策などがダブってこないと本来の農村・農業・食料政策にはなりません。
それぞれの農業に対する話を聴いていると、議員としてどの様な社会を目指して政治に参加しているのか、あるべき社会像とそれぞれの議員の理想とする社会へ向かう考え方や思想性が分かってきます。
昨夜の若手はほぼ同じ方向や思想性でした。地域のあるべき姿なども真剣に考えていました。自民党の若手は健在です。私自身も常に地域とそこで生活する方々の現場感覚を忘れてはならず、それでいてより改善を目指して誘導していくべきことを改めて教えてもらいました。