平成29年度税制改正論議スタート

2016年07月29日

 昨夜の最終便で上京しました。今日9時から開かれる「自民党税制調査会・正副・顧問・幹事会議」に出席するためです。私は幹事になっていますので末席に座って論議に参加します。
 来年度の税制改正は、本来消費税を来年4月1日から2パーセント引き上げて、10パーセントにする予定でしたが、2年6ヶ月延期されることになりましたので、用意していた10パーセント引き上げ時の法律を全て改正しなくてはなりません。例えば自動車取得税(都道府県税)は10パーセント引き上げになれば廃止し、一方で車の環境性能に応じて環境対策が遅れている燃費の良くない車については、税率を少し上げる、また軽自動車についても税率を引き上げ、地方の財源をカバーする法律が成立していましたが、これをそのまま2年6ヶ月スライドさせる改正作業が必要です。
 このように消費税延期に対して、国、地方とも財源が増えませんので、これから2年半どうやって食いつないでいくかという、税制の面では難しい局面に入ります。
 特に地方のなかでも農山村地域は人口が減る、消費が減る、税収も減る、一方で高齢者は増える、県、市町村の出費は増えるでやり繰りが大変です。そこで地方も成長産業化をして少しでも税収を増やして元気になる、という地方創生や一億総活躍の政策が展開されているのですが、現実は厳しい。それでも知恵を絞ってこの難局を突破していかなくてはなりません。
 税制の工夫と地方活性化の政策は重要です。何とかない知恵を絞り、頑張ります。税調が終わると、今日中にまた熊本です。土、日の行事に備えます。