激しい攻防のTPP特別委員会
2016年04月08日
「TPP対策特別委員会」が昨日から始まりました。野党は徹底批判の攻勢をかけます。政府側は交渉に当たった甘利前経済再生担当大臣がいらっしゃいませんので、説得力ある答弁が聞けないのが残念ですが、後任の石原大臣、そして安倍首相ら関係大臣が全力で答弁しました。
多国間交渉や条約はその結果だけをとらえて言えば、何とでも言えるものです。野党はそこをついてきます。しかし実際の外交交渉は一カ国の一人勝ちというわけには行きません。様々なその国を取り巻く要因があり、どのようにしていけば最終的に未来の国益につながるかという視点で交渉していきます。
そこに国民や特定の分野との乖離が生じます。今回の場合は特に不利益をこうむると思われる農業についての取り扱いが一番大切です。我が国の農業がTPPを契機に更に環境が良くなるように、後継者が生まれるようなものにしていかなくてはなりません。そこに条約の内容と国内対策の充実という大きな課題が生まれてきます。
そのようなことを考えながら質疑を聴いていると、理事から「来週の火曜日に30分間の質問に立ってくれ」と言われました。これから準備開始です。