国際情勢の変化と日本の役割
2016年02月04日
昨日は今度、拓殖大学の学長になられた元防衛大臣森本敏(もりもとさとし)さんの国際情勢と安全保障に関する話を聴きました。世界情勢で森本先生の話を聴くのは久々です。
森本先生は①ロシアの反転攻勢と米ロ関係②中国の海洋覇権と米中関係③北朝鮮の核・ミサイル開発と各国の対応④中東情勢の変化と対応、の4点に分類して世界情勢について話されました。いずれも重大なもので全て日本に関わりがあります。
その中で特に私が関心を持ったのは中国の海洋覇権問題です。南シナ海を中心に7つの島の埋め立てと軍事用の滑走路の建設が進みます。いずれ太平洋へと進出して来ます。その時我が国はどのような対応をすべきか。一つ誤ると大変な事態にないりかねません。しかし大国としての発言力を強める中国は、必ず太平洋進出を実行します。
森本先生は中国をいたずらの挑発することを控え、実務関係を進展させること。そして多国間協力によって国際法の秩序を遵守させること、と言われました。まさにその通りです。
しかしアメリカにしろロシアにしろ、大国と言われる国々はこれらの国際秩序を無視するのが常です。そのために大国としての力を誇示します。やはり日米同盟でしっかり歯止めをかけておくこと、この力関係は大切であると思いました。
国際情勢の勉強会はこれから2週間に1回はありますので、日本が間違わないようしっかり勉強していきます。