国会は振出へ戻る

2016年02月02日

 昨日は各党の幹事長会談があり今後の国会運営について話し合いました。野党側の要求は「甘利経済再生担当大臣が辞任したから、本会議で甘利大臣がした経済演説はやり直せ」というものでした。
 国会で総理が施政方針演説をした時、財務大臣、外務大臣、経済再生担当大臣がそれぞれ財政、外交、経済演説をしています。その経済演説をもう一度、という訳です。しかも民主維新の党は、甘利大臣の時退席しましたので、その理屈は通るのです。
 結局石原新大臣が、経済演説ではなく経済に関する所信ということで演説することになりました。国会というところは理屈、屁理屈いろいろ戦わせるところだとつくづく思います。
 今日午後1時からそのための本会議があり、本会議での質問もあります。これで完全に1週間の遅れとなりました。今週になんとか予算委員会を終えたいと思います。本来なら2月末には全ての予算関連法案を衆議院で可決して参議院に送り、3月一杯で来年度の予算を成立させるという予定でしたが、そのようにならない可能性が出てきました。この後の修正をどうしていくか、国対の腕の見せ所となります。