国会は序盤戦終了
2016年01月15日
昨日は午後1時から本会議が開かれ、平成27年度補正予算案、地方交付税改正法案、各種給与法案、を可決して参議院に送りました。
補正予算は3兆5000億円、うち一億総活躍社会関係予算が1兆1600億円、TPP対策が3400億円、鬼怒川決壊による茨城県常総市のなどの災害対策費が5200億円、東日本大震災の復旧加速費に8200億円などです。
地方交付税方改正案は、今年度の地方交付税に充てられる税収が予想より1兆3000億円多かったことで、本来ならそれを今年度の特別交付税として地方に配分しなければなりませんが、財政が非常に厳しいことから、来年度の地方交付税の財源としていわゆる繰り越すことにするための法改正です。
給与法は国家公務員や自衛隊、裁判官、検察官、更に公設の秘書給与を昨年の4月に遡って引き上げるものです。期末勤勉手当・いわゆるボーナス分も一緒に引き上げられますのでかなりの差額分が公務員には一時所得として入ってきます。この後地方議会でも地方公務員の給与引き上げを昨年の4月に遡って成立させますので、年度末の消費は少しは伸びなくてはなりません。
この後、私の守備範囲では来年度の地方財政対策と来年度の地方交付税などの地方自治体への予算関連、更にNHKの来年度予算も審議することになります。NHKはこのところ、地デジのためのアンテナ工事の架空発注など不祥事が相次いでいますので野党も手ぐすねを引いています。審議は難航しそうです。
今日は地元熊本に午後から帰ります。予算委員会の質問などで帰れませんでした。3日間地元の新年の会合や消防団の出初などに出て、足元をもう一度点検します。7月の参議院選挙と同時に衆議院選挙が実施される可能性も出てきました。急ぎます。