たばこ、禁煙でなく分煙を
2015年11月10日
昨日は自民党たばこ議員連盟とたばこ特別委員会がありました。両組織ともたばこを吸う愛煙家の気持ちを大切にしようということと、葉たばこ耕作で生計を立てている方が全国で6000名、中山間地の農業も含めてたばこ農家を守っていこうということで結成されているものです。
たばこ産業は農林水産省ではなく、財務省管轄になります。たばこ事業法でJT(日本たばこ産業株式会社)と契約した農家が葉たばこの耕作ができます。JTがたばこ農家に種子を配布して、製品を全量買い取ります。買い取り価格はJTの諮問機関である葉たばこ審議会が決め、JT社長に答申します。安定した葉たばこ農家の収入が確保できるようにしています。
一方、たばこを販売する「全国たばこ販売協同組合連合会」もあります。こちらはたばこ販売が財務省の許可制になっており、全国76000人で結成するたばこ屋さんの組合です。
しかし近年、禁煙が叫ばれ、また地方のたばこ屋さんがコンビニに取って代わられており耕作者、たばこ販売店共に危機感で一杯です。
葉たばこの価格を決定する審議会が今日、10日開かれるため昨日議連と特別委の両会合が開かれました。私は議員連盟の事務局長をしていますので販売店、耕作者双方の意見を聞くための司会進行をして、安定したたばこの耕作と販売が実現できるよう、そして禁煙ではなく愛煙家の気持ちも尊重して分煙が様々な施設で出来るよう決議をしました。
健康上の理由から禁煙を呼びかける空気がありますが、そこはたばこは嗜好品です。愛煙家の気持ちを考えながら分煙の仕組みをつくり上げていきたいと思います。