国会はこれからが大変

2015年08月28日

 毎週木曜日の12時からは各派閥の会合と決まっています。それぞれの派閥が自らの事務所で昼食を取りながら、会合を開きます。
 マスコミも各派閥担当があり会長の挨拶はカメラが入って取材し、会長の発言にニュース性があれば報道します。
 それぞれの派閥は取り仕切り役の事務総長がいて、国対担当、幹事長室担当など役割が決まっており、国会内の動きや自民党・公明党の動きについての一週間の報告があります。そのあと自由討議ということになります。派閥の会合は形式論でなく個人の自由な意見が述べられ、政策に対する批判なども次々に語られます。まさに本音を出し合う会合です。一方で座る順序やそれぞれの役割が決まっており新人の訓練の場でもあります。
 昨日の石原派の会合では、石原会長が総裁選についての自らの考え方を述べるということで、全員集合の指令がかかっていました。マスコミもカメラを据えて準備をしていました。
 「今回の総裁選挙には出馬しない。自民党は安倍政権の下で結束していく」と述べられ、後のことについては会長に一任することを決めました。
 派閥の功罪は色々言われていますが、会合は面白いし、人間関係は同志的結びつきが濃くなるし、何より議員の本音と今後の対応策が実際に体験できますので面白い集団だと思います。以前の派閥全盛時代のようにならない程度でグループ活動をしていくことは大切だと思います。合宿、いわゆる研修会もあり講師を呼んで政策の勉強もしますので有益に活用することが大事だと思います。
 自民党の総裁選挙はこれで無投票の公算が強くなりました。後は会期末に向けて何が起きるか分かりません。私たちの立場は今参議院で審議している「平和安全法制」を一日でも早く成立させることです。
 明日からの、土曜、日曜日は台風15号で被害を受けた方々の現場を視察して回ります。