どうも民主党の国会運営が分からない

2015年06月16日

 衆議院の厚生労働委員会が、労働者派遣法の審議採決を巡り大モメとなりました。委員長の委員会室の入場を民主党が数の力で阻止しようとして、渡辺博通厚生労働委員長は頚椎(けいつい)の捻挫、更に携帯まで紛失されました(携帯は後で厚生労働委員会室がある3階ではなく1階で見つかったとか)。
 そして民主党の委員は着席せず、委員会室には入って立ったままのヤジと委員長の委員会運営阻止です。まさに昔の労働組合の手法です。今は労働組合もそんなことはしません。
 私が担当する特別委員会も、一時期民主党は聴く耳を持たない時期がありました。強硬に出れば相手が折れてくるか、マスコミが応援する、とでも思っているのでしょうか。一方維新の党は全委員会に出席していますので、この野党2党間はますます溝が深まりそうです。
 自民党も野党のときかなりのことをしましたが、ここまではなかった。どこかで相手に対する惻隠の情と審議で決着をつけようという姿勢がありました。
 今でこの状態ですから、平和安全法制が佳境を迎えた時はどうなるのだろうかと思います。