町村信孝前議長、逝去

2015年06月02日

 前衆議院議長の町村信孝代議士が亡くなられました。70歳。官房長官や外務大臣など活躍された期間が長かったので、かなりのお年ではないかと思っていたんですが、あまりにも若いお別れとなりました。
 何度かご馳走になったこともあります。温厚で北海道の名家出身、しかも東大出の通産官僚としても優秀であったと聞きます。更に伝統の派閥、清和会(岸、佐藤、福田、小泉、安倍などの総理を出した名門派閥)、若い頃から当然総理を目指されていたと思います。しかし大派閥が故に、派閥の長が自分に回ってくる時期が少し遅れた。政治家の巡り会わせというのは難しいものです。
 外務大臣のとき、官房長官、また文部大臣の時、それぞれ何をやられたか。特に外務大臣の時は在任期間も長く日米関係の緊密化に寄与されたと記憶しています。
 政治家は結局、何をしたか、何をするために政治家になったのか、どのようなイメージの政治家だったのか、やはり記憶と実績で評価は決まります。やるべきことを明確にして、それを実行すること、このことにまい進すべきと改めて考えさせられます。