倫理選挙特別委員会の参考人招致

2015年05月29日

 委員会で重要な法案審議をするときには「参考人招致」というのがあります。学識者や関係者を招致して、10分ほど意見を述べてもらい、それに対して20分くらいの質問をします。各党がそれぞれ推薦した参考人が5人ほど呼ばれます。
 今回の選挙権18歳引き下げで、私たち自民党の委員は、若いものの代表に来てもらおう。そして話題を集めるような人が18歳選挙権のPR効果もあっていいのではないか、ということでAKBの内山菜月(うちやまなつき)さんを候補者として検討しました。内山さんは慶応大学の2年生、憲法を学び、憲法に対しての著書「憲法主義」もあり、憲法の暗唱という特技をもたれています。単なるパフォーマンスではない、ということで申請したのですが、結局、本人の都合もつかず、また党からも「平和安全法制を論議してみんながこれほど緊張しているときに、何かあったらいけない」ということで招致には至りませんでした。
 国会を運営する立場としてはそうです。もう少し慎重にしなければいけなかったのかもしれません。
 しかしそのニュースがネットで流れ、たちまちアクセス数は1位だったそうです。招致に成功していれば、その善し悪しも含めて大変な話題になっていたのでしょうが・・・。