高等専門学校を考える議員連盟

2015年05月26日

 高等専門学校は国立と公立がそれぞれあります。中学卒業後、5年間の専門教育で技術者の実践的な人材を養成するもので、その制度は昭和37年にスタートしました。
 大変優秀な人材が集まっており、就職する学生は就職率100㌫、更に専門課程に進む学生、大学に3年次より編入する学生など、その進路は様々です。
 熊本にも合志市と八代市に2校あります。私たちが中学生のときは国立電波高専といい、中学で成績がトップクラスの人たちが進学していきました。
 これまで高度成長を支える多くの技術者を出し、日本のものづくりや高度情報社会の進展に寄与してきました。
 しかし、これだけ人材を集め、育てる高専だけに、時代に対応したものにしていくべきではないか。就職、進学、大学編入とコースが分かれるのに代表されるように、教育課程の中でその存在が中途半端になっているのではないか。そこでもう一度高等専門学校の位置づけを考え、更に有意な人材育成のあり方を考えようというのがこの議連の趣旨です。
 昨日は5回目の会合で、佐世保と明石の国立工業高等専門学校の話を聴きました。
 大学との住み分け、どのような研究者や技術者を育てようとするのか。社会に出てからの待遇、世界の高専との協力など、考えるべきことは数多くあります。
 日本のこれからの生命線は頭脳と技術とものづくり、そしてグローバル展開といっても過言ではありません。
 人材の育成に力を入れます。