18歳からの選挙権付与法案審議入りできず
2015年04月22日
委員会は法案審議と一般的質疑という2種類の開催方法があります。法案審議は文字通り提出された法案を審議して採決するものです。一般質疑は何を聞いてもよいという質疑です。委員会の開催は与党が野党に要求して、野党が了承して初めて開かれます。与党から要求するのは筆頭理事が行ない野党と水面下で交渉します。
今回、来年の参議院選挙から現在の20歳からの選挙権を18歳に引き下げる、という法案が「政治倫理の確立と公職選挙法に関する特別委員会」に7党2会派共同で提出されました。私が当特別委員会の筆頭理事ですので、野党に委員会の開催と法案の審議を要求してきましたが、野党がウンと言いません。
野党は18歳引き下げの審議の前に、政治とカネの問題について一般的質疑をすることが条件だ、と言って耳を貸してくれません。多分政治とカネの問題で新聞や週刊誌に掲載された大臣を一人ひとり呼んで、お金の問題をアピールしたいのだと思います。
私の方は18歳引き下げ法案が重要ですし、もし法案が可決すれば1年間の周知期間というのが必要ですので、来年7月に予定されている参議院選挙に間に合わせようとすれば6月半ばには法案を成立させなくてはなりません。このため急いでいるのですが、野党はあくまで一般質疑です。
昨日も理事懇談会というのが開かれ、委員長を挟んで与野党で意見交換しましたが結局決裂しました。いつ開かれるかも予測がつかなくなりました。野党に少しでも歩み寄りを期待したいところですが展望が開けません。憂鬱な日々が続きます。