地方は工夫しながら元気がある

2015年04月20日

 地元は今つつじが咲き誇る季節。私の大津町もつつじ祭りをやっています。町が管理する昭和園や日吉神社のつつじ園と共に、民間の方がつくり上げた「大津つつじ園」が元気です。石楠花(しゃくなげ)つつじという種類のつつじが4・5ha一杯に植えられ一斉に見事な花を開かせていました。
 見物客も町管理の公園を上回る勢い。民間ですので入り口で名産のカライモを売ったりの大賑わいです。
 もう一つ地元に国の重要文化財の「江藤屋敷」というのがあります。1830年代に建てられた豪農のお屋敷、今も当主の方が住んで管理をしておられます。年に2,3回屋敷の公開があり見物客が県内外から訪れます。今年から地元で「江藤屋敷を守る会」が結成され、みんなで話し合いながら清掃や庭の管理、見物客のガイドを会として実施することになりました。みんな元気一杯です。公開が終わってからの打ち上げはかなり賑わったと思います。
 上京する前に、隣町の菊陽町で懐メロ歌謡祭という催しが開かれました。カラオケをやっておられる方の主催で今年で4回目、約100人の方が参加して昭和の懐メロを歌われます。私も挨拶の後、中学生時代の歌を一曲。楽しい歌謡祭です。
 このように地方はみんなが工夫をしながら結構楽しくやっています。特に官製でなく民間の方がやるほうが工夫があって、自由な雰囲気で賑わいがあるようです。
 地方創生も音頭は国や自治体がとらなければなりませんが、発想や実行は自由に民間に任せたほうが良い。何事も庶民の知恵や力あっての世の中であると思い知らされます。そういう雰囲気をつくり上げ、持続させるのが政治の役割である、と考えさせられます