やはりドイツはすごい

2015年04月17日

 昨日はドイツの情報通信を担当する国会議員団と意見交換会をしました。ドイツの各政党の議員7人で日本で言えば「情報通信委員会」のような国会のメンバーです。
 これまではアジアの国会議員との意見交換会が多かったんですが久々のヨーロッパ議員との交換会です。まずドイツのほうから「情報通信、特にブロードバンドの整備については日本が進んでいるし、各民間企業の競争も激しく技術進歩も著しい。是非これまでになった背景を勉強したい」と言われ、私たちのNTT出身の議員が説明をしました。
 質問は的確で、今後の対策についても堅実に考えておられることが分かりました。更に日本側からは、ドイツのエネルギー政策や中小企業政策についても質問し、話は広がっていきました。エネルギーについては脱原発を実現して、再生可能な自然エネルギーに転換していることを説明してくれました。福島の原発事故が起点となって政策の舵を切ったということ。それは「戦い」であるということでした。また中小企業政策には自信をもたれていました。
 情報通信政策含めて、感じたことはドイツの政策が堅実であるということです。新しいものに飛びつかない。ドイツの特性も考えて国益に合致するものだけを取り入れていくという姿勢でした。やはり賢い国です。日本が学ばなくてはならないことが一杯あります。