NHK予算審議、委員長職権で開会
2015年03月25日
NHKの予算を巡っては、野党特に民主党が籾井会長の会長としての資質を問うため、これまで総務委員会での審議に応じてきませんでした。
このため昨日は、籾井会長のゴルフ場へのハイヤー使用やクローズアップ現代の週刊誌に報道された、ヤラセ問題などを3時間集中的に審議して、予算審議のお膳立てをつくりました。その後午後5時から予算の審議に入りました。まず自民、公明による1時間の与党の質疑をしました。
野党の質疑はその後ですが、今日開催することを野党に申し入れましたが、話し合いはつきませんでした。私たちは今日質疑して採決しなければ、参議院の審議も待っていますので今年度の予算成立が不可能になります。NHKの暫定予算は戦後2回しかやっていませんので何とか今日やりたい、と言いましたが民主党は、委員会の定例日が木曜日なので、定例日以外の開催は認められないの一点張りでした。
そこで最後は委員長に裁断を仰ぐことになりました。公明党の桝屋敬吾総務委員長は委員長の職権を持って、今日開催することを決めました。いわゆる委員長の職権による開会です。これだけの権限が委員長には与えられています。
今日の午後1時30分から4時間開催されますが、果たしてこれに民主党が出席するかどうか興味あるところです。今日の質疑はNHKで夜放映されます。維新は出席の返事をしましたので、民主党抜きの審議になるかもしれません。しかし、質疑者がテレビで放映されるのにあえて欠席して、国民にアピールする機会をむざむざ失うのか、それともこれだけ反対しながらのこのこ出席するのか、民主党の判断が見ものです。