NHK会長の言動には困り果てる

2015年03月17日

 総務委員会ではNHKの予算を審議して、本会議にかけます。NHKは受信料で運営されています。税金ではありませんが、国民のための放送として国会が予算を審議する、経営委員や会長も国会の同意を必要とするということになっています。
 それだけNHKの役割は民放に比べると重い、という訳です。NHKの会長は籾井会長。昨年会長に選任されました。商社出身、北九州の方です。しかし昨年からその発言が会長らしからぬ発言として、しばしば問題になりました。本人はあまり意識されていないのでしょうが、その奔放な発言が誤解を呼ぶことが多いようです。
 そのため、まだNHKの予算審議に入れない状態が続いています。そしてここに来てプライベートでゴルフ場に行ったハイヤー代をNHKに支払わせたと、また週刊誌に載り、それを各新聞が追いかけました。
 昨日の総務委員会理事懇談会はそれでまたもめました。結局その経緯もまたNHKに来てもらって説明を願うということになりました。
 このままでは予算審議に入れなくなり、本年度中にNHKの予算が成立しないことになります。戦後年度内に予算が成立しなかったことは2回しかありません。予算が成立しなければ、NHkは暫定予算を組み放送をすることになります。今週はいかにして予算審議に入れるか、を野党と粘り強く交渉することになりそうです。困ったものです。