農協改革落ち着くべきところに落ち着いた

2015年02月10日

 昨日は農協改革について、午後3時から役員会、4時から全体会議がありました。その前に2時に全国農協中央会の萬歳会長が自民党本部に来られ、全中の理事会の結果を報告されました。
 結論は全中としては、自民党が出した案を受け入れるというものでした。
 自民党案は①全中は農協法に基づく団体ではなく一般社団法人に切り替える②現在の全中の監査機能であるJA全国監査機構は5年かけて一般監査法人にする③その上で各単位農協の監査は同監査法人かその他の全国にある一般監査法人から選択できるようにする④正組合員と准組合員の問題は今後5年間、動向を見ながらそのあり方を判断する⑤都道府県にある中央会は農業協同組合連合会いわゆる県中として残し、法律に位置付ける、という内容です。
 一方農業委員会の改革は①選挙制度は無くすが公平性を保つ制度を構築する②地域の農業政策について建議することが出来る権限は、建議という言葉は使わないが、法律で事実上の建議ができるように明記する、というものです。
 この内容なら、うまく落ち着いたと思います。今回の改革はいわば農協の地方分権です。今後は単位農協と県の中央会、また都道府県行政が中心となって自分の地域の農業振興と所得向上を目指さなくてはなりません。いよいよ私たち住んでいる住民の責任が重くなってきます。
 今回の改革を良い方向に持っていくのは私達ということになります。