自民党農林部会・畜産酪農対策小委員会
2015年01月08日
自民党の農林業分野の政策決定の仕組みは次のようになっています。農林水産戦略調査会がトップにありこの会長は大臣経験者等が座ります。現在は林前農林水産大臣です。その下に農林部会と水産部会があります。
農林部会の下に畜産酪農対策小委員会、野菜・果樹・畑作物等対策小委員会、米対策委員会といった実質的な審議機関があります。その畜産酪農対策小委員会の小委員長をおおせつかっています。
畜産と酪農は価格の変動が激しく、特に配合飼料と言われるカロリーの高い餌はほとんどがアメリカからの輸入です。アメリカのとうもろこしの収穫状況や、為替相場、海上運賃などに大きく左右されます。このため畜産と酪農には様々な補助金と価格のセーフティーネットがなくてはやっていけません。
その補助金とセーフティーネットの価格は実質的には自民党の農林部会で決めます。また酪農は飲用乳は都府県、バターチーズなどの加工用は北海道の牛乳というふうに住み分けをして日本酪農が成り立っています。加工用はどうしても価格が安くなりますので、飲用乳並みの価格にする補給金制度が設けられています。
それらの価格や補給金を決めるのが、畜産酪農小委員会の一大イベントです。27年度の価格を決める作業が昨日から始まりました。
畜産は牛、豚、鶏とあります。酪農は北海道と九州・本州は規模が全く違います。昨日はこれらの団体に集まってもらい現在の状況や、来年度の要望を聞きました。
今日から自由討議と分析に入ります。今週末から来週は現地視察です。気合を入れていかなければなりません。畜産、酪農の皆さんの来年の生活がこの価格決定にかかっています。
税制のときと同じく真剣勝負が続きます。