国会論戦始まる
2014年10月01日
昨日から国会は衆議院で代表質問が始まりました。一日目は海江田民主党代表、谷垣自民党幹事長、江田維新の党共同代表が質問に立ちました。
野党二人の質問の論評は避けるとして、谷垣幹事長の質問は、内容、質ともに充実し格調高いものでした。政治家はともすれば、マスコミ受けを狙って、刺激的な言葉や誇張した表現が目立ちますが、政治の基礎をしっかり抑えて、事実に沿って質問していく、そして表現も議会人、知識人としての格式を持っているということが大切ですが、谷垣幹事長はまさにその基本と格調をしっかりと体得しておられる方である、と感じました。安心して聴くことができました。
このような日本の政治家は絶対に必要であると質問を聴きながら、思った次第です。
私もパフォーマンスは政治家にとって、ある程度は必要ですが、それが中心となってしまう主客転倒の政治や演説は慎みたい。そのためには政治の果たすべき役割や、政治家の本来の仕事をしっかり認識しておかなくてはならない。それを獲得するためには一定の下積みと陰になって働く忍耐を持っておかなくてはいけないと感じるところです。日の当たるところばかりを歩かないこと、きわめて重要です。