豪と米の違い

2014年09月19日

 昨日はオーストリア大使館に招かれミラー大使他2人の書記官とこちらは先輩議員2人も含め6人で夕食をともにしました。
大使が偶数が好きということで6人ということでした。
 豪側は3人とも日本語ぺらぺら、一等、二等書記官の2人は奥様も日本人ということで日本に造詣の深い方でした。大使館には職員三十数人と家族、その他の方々も含め100人がおられ全てが敷地内の住宅マンションにおられます。大使は「東京都オーストラリア村の村長です」と冗談を飛ばしておられました。
 話題はTPPと日豪EPA、更にスコットランドの独立問題でした。
 そのなかで、アメリカとオーストラリアは農産物交渉のやり方がいかに違うか、アメリカは一方的に自分の言い分を押し付けてくるが、オーストラリアは相手方のことを十分に考えていること。また食生活もオーストラリアのほうが丁寧であること、などを話されお互いに説得力ある例え話も出て話が盛り上がりました。
 スコットランドの独立については同じ英国連邦国の一員として複雑な様子でした。言葉の端々からはスコットランドの歴史から住民の気持ちは良く分かるが何とかイギリスにとどまってほしいという様子が伺えました。
 今日独立か否かの投票結果が出ます。
 私はいざ独立となるとスコットランドにとっても大変です。現実面で国民生活は混乱し、厳しい状況に立たされると思います。独立、自主性、自分のことは自分で決めるというのは言葉としては美しいけれど、ここはイギリスとしてスコットランドの将来の備えたほうがいいのではと思うんですが・・・。