阿蘇の赤牛をもっと広めよう

2014年06月16日

 一昨日は、阿蘇の赤牛をこよなく愛し、熊本に住み着いて赤牛を全国に広めている元農林水産省の技官の方と昼食を取り、赤牛の素晴らしさを聴きました。
 昨日は東京に出てきてその赤牛を熊本から取り寄せ農林水産大臣と副大臣、事務次官に振舞いました。
 赤牛は草原を一日中歩き草が大好きな牛です。雑草と牧草と稲をホールクロップして醗酵させた「ホールクロップサイレージ」でえさの7割がカバーできます。後の3割に配合飼料を食べさせ霜降りを出します。肉体的に健全な牛です。
 ブランドの黒毛和牛は、刺しは入っているけれど、配合飼料中心の贅肉牛です。本来なら赤牛のような肉を食べたほうが人間にとっても健康にいいはずです。
 しかしどうしても肉の柔らかさや甘み、脂のつき具合などで黒毛和牛に走りがちです。
 赤毛和牛は最近は北海道でも飼育していますが本場は阿蘇の草原。東京でももっと赤毛和牛を広めたい。その一環としての、3人との食事会だったんですが、果たして気に入ってもらったかどうか。
 3人とも「うまい」とは言ってくれました。後は流通と庶民の口にどれだけ届くかです。